画像認識と作業指示が連動。作業指示書を取り込み、画面上に表示することができるので、ネジ締めの順番などの作業手順が正しく⾏われているかを自動でチェック可能。作業が指示通りでないと次工程に進めない仕組みのため、ミスを抑制でき作業品質が向上。短時間での正確な作業手順習得をサポートします。





正しい作業結果を予めマスター画像として撮影しておけば作業後の一括検査も可能。チェックすべきポイントを20カ所まで設定でき、マスター画像通りになっているか高解像デジタル画像で一括して検査でき効率的です。
リアルタイム検査、作業後一括検査ともに、プログラミング知識や検査ロジックの設定は不要です。画像処理の知識のない方にも設定可能で、直感的な操作で画像検査を実施できます。

パターンマッチングで部品の有無や形状をチェックできます。製品番号や微妙な形状の違う類似部品チェックや、部品の欠品チェックなどで作業ミスを防止します。
色認識で部品の色を判定し、類似部品の色違いをチェック。組み付け方向の間違いや、取り付けの間違いなどを抑止できます。
形状と色に加え、質感の判定も可能です。同じ色や形であっても、例えば、表面がなめらかな素材と凹凸のある素材を区別し、チェックできます。目視では捉えきれなかった微妙な質感の差異を高解像なデジタル画像で認識可能になります。




ネジ穴のタイプは全部で9種、ネジ頭の形状は6種を学習済み。
またネジ頭の色や背景色、光反射のありなしなど、数多くのデータを学習しています。
四角穴 |
S形 |
すりわり |
六角孔 |
H形(フィリップス形) |
三ツ矢 |
プラスマイナス |
Z形(ポジドライブ形) |
トルクス |
低頭![]() |
バインド![]() |
トラス![]() |
丸皿![]() |
皿![]() |
なべ![]() |
| ネジ頭の色 | 黒/銀/銅 | |
|---|---|---|
| 背景色 | 基板 | GND板/黒/白/茶 |
| 板金や箱を想定した背景色 | 白/黒/茶/赤 |
■ チェックポイントの指定について
チェックポイントの指定領域が、ネジのある個所ギリギリになっているとうまく判定できない場合があります。
ネジの箇所よりも少し広く領域を指定することで改善します。
× うまく判定できない例![]() |
〇 推奨例![]() |
1/1.8インチ800万画素CMOSカラーセンサーを搭載。従来機に比べて約9倍の高解像度デジタル画像(4K/QFHD)で高い検査精度を確保します。また、レンズは交換可能なCマウントレンズを採⽤しており、周辺部までディストーションの少ないリコー製の高解像度FAレンズ(マシンビジョンレンズ)を、検査対象物のワークサイズに合わせて5つの焦点距離から選択できます。

カメラ本体内に画像処理装置とソフトウェアを内蔵しているため、パソコンを用意しなくてもマウス、キーボード、モニターだけで簡単に設置可能*1。パターンマッチングの設定*2も画面上の画像を囲むだけと簡単。各種設定や作業フローデータはエクスポート・インポートでき、複数台のカメラ設定も効率的です。
*1 タッチパネルモニターがあれば、マウス、キーボードも不要です。
*2 円形や多⾓形など、対象物の形状に合わせて設定できます。

HDMI、USB(Type-A/C)、汎⽤I/OポートやLANポートを装備、さらに無線LANやBluetooth®を使って外部機器と連携できます。例えば、タッチパネルモニター、無線マウス、PLC、コントローラー、LED表⽰灯、ブザー、センサー、フットスイッチ、電動ドライバーなどをつないで効率的に検査を⾏うことができます。
外部機器との接続にご利用いただける、純正オプションの外部I/Oケーブル(5m/10m)もご用意。

本体カメラによる1視点のみでは対応が難しかった大型対象物の検査や立体物の側面検査、高低差のあるチェックポイントなどを、USBカメラを接続することで最大3つの視点から検査することが可能となります。
これにより、検査対象が大幅に拡大されるとともに工数削減を実現することができ、より多様な製造現場での活用が可能となります。

本オプション機能を追加すれば、バーコードやQRコード情報(1Dコードおよび2Dコード)をカメラ本体で認識可能。さらに、これまで目視で確認していた文字情報もOCRで読み取りでき、製品型名やシリアルナンバーを作業ログ上に残せます。
また、ログイン時のユーザーID入力がカメラ本体の画像入力から可能。作業IDや作業番号の切り替えなどにも使えるため、作業効率の改善にもつながります。

作業日時、作業時間、シリアルナンバー、作業結果の画像などをSDカードやネットワーク上の共有フォルダーにCSVやjpeg データで記録。OK/NG判定した画像やカメラに対する操作内容もログとして保管し、専用ログビューアーで閲覧可能です。改善が必要な作業の分析が可能となり、トレーサビリティー*の確保に役立ちます。
* サプライチェーン全体の各工程の記録を蓄積し、追跡可能な状態にすること。トレーサビリティーが確保されていれば、製品の不良や欠陥が判明した際にも問題の工程を早期に特定可能となります。




