鹿児島県の南西諸島に位置する沖永良部島は、鹿児島市よりも沖縄県本島に近く、サトウキビ栽培ができるほど温暖な気候が特徴です。
この島の西部にある知名町と東部にある和泊町は、一般社団法人サステナブル経営推進機構、リコージャパンとともに「ゼロカーボンアイランドおきのえらぶ」を提案し、2022年に環境省の「脱炭素先行地域」に選定されました。
こうした地域の取り組みの一環として、リコージャパンは知名町からの依頼を受け、2026年1月27日に知名小学校6年生32名を対象とした出前授業を実施しました。
今回の授業では、海洋プラスチック問題をテーマにリーダーシップ教育プログラムを展開している株式会社イノベストの押田様と協議しながら、児童が主体的に学べるカリキュラムを構成しました。
一方的に聞くだけの授業にならないよう、クイズで問いかけたり、班ごとの話し合いを取り入れたりと、参加型の進行を意識しています。さらに、実際に手を動かして学べる体験として、「リコー樹脂判別ハンディセンサー」による判別体験も実施しました。
当日は、次の流れで授業を行いました。
児童の皆さんは環境に関する基礎知識が高く、授業中も積極的な発言が多く見られました。特に判別体験では、楽しみながら学ぶ雰囲気が印象的でした。
授業後の昼休みには、沖縄県近海で撮影された海中映像をVRゴーグルで体験してもらいました(対象:4年生以上)。
サンゴ礁のある美しい海の映像と、海洋ごみによって汚れた海中の映像の両方を体験し、「きれいな海を守るために何ができるか」を考えるきっかけづくりを目的に実施しました。
多くの児童にとってVR体験は初めてだったようで、上を向いたり振り向いたりしながら興味津々に体験する様子が見られました。一方で、海洋ごみの映像を通じて問題意識も高まったようです。
授業の最後に、「わかったこと」「楽しかったこと」「これからやってみたいこと」を感想として書いてもらったところ、前向きな気づきが多く寄せられました。
“知る”だけで終わらず、「自分の行動に落とし込もう」とする声が多く、授業として手応えを感じる結果となりました。
プラスチックは便利な一方で、不要になったときに自然へ戻りにくく、適切に分別されなければ資源として循環させることが難しい素材です。
だからこそ、子どものうちから“種類があること”を知り、“分ける意味”を理解することが、将来の資源循環につながります。
「リコー樹脂判別ハンディセンサー」は、身近なプラスチックをその場で判別できるため、環境教育の場でも「見て・触れて・試す」学びを後押しできます。今回の授業でも、児童の好奇心を引き出し、学びを深めるツールとして有効に機能しました。
リコージャパンは今後も、地域の皆さまや教育現場と連携しながら、プラスチックの適正分別や資源循環の理解を深める取り組みを進めていきます。
沖永良部島での学びが、児童の皆さんにとって「今日からできる一歩」につながり、地域全体の環境意識の広がりへとつながることを期待しています。
身近にあるのによく知らないことも多い、プラスチックのこと。
「リコー樹脂判別ハンディセンサー」を使ってみると、たくさんのプラスチックがあることや、よく見るプラスチックがどんな種類なのかなど、試しながら楽しく学ぶことができます。
環境保全や自然再興への取り組みを求められる今、私たちは正しいリサイクルの知識を持ち、マテリアルリサイクルを進められるように努力することが必要です。
どうすれば、マテリアルリサイクルを加速させることができるのか。
さまざまな種類があるプラスチックを正確に分別できれば、マテリアルリサイクルを加速できる。
そのお役に立てるデバイスとして「リコー樹脂判別ハンディセンサー」を開発しました。
「リコー樹脂判別ハンディセンサー」を使用すると、13種類の主なプラスチックを簡単に識別することができ、さらに最大100種類までのデータを登録してカスタマイズすることが可能です。
日々様々なシーンで利用しているからこそ、しっかり判別して再利用率を高め、環境にやさしい使い方をしていきましょう。
樹脂判別の仕組みと製品仕様はカタログでご覧いただけます。