一般的なプラスチック判別機の重さは、だいたい300g〜1kg程度のものが主流です。
消費電力については、待機時は数ワット、測定時は数十ワット程度が一般的です。
バッテリー駆動時間が長いほど、屋外での使用に適しています。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは、約285gと非常に軽量です。
これは一般的なスマートフォンの1.5倍程度の重さで、長時間の作業でも疲れにくい設計となっています。
消費電力は待機時0.59W、測定時6.85Wと非常に低く抑えられています。
これにより、バッテリーの持ちが良く、屋外や電源のない場所でも安心して使用できます。
現場で使われる樹脂判別装置の多くは、屋外や工場といった厳しい環境に対応するため、防塵・防水性能を備えています。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは、IP53相当の防塵・防滴性能を備えており、粉塵の侵入を完全に防ぐことはできないものの、機器の正常な動作を妨げるほどの量ではないこと、そしてあらゆる方向からの水の飛まつにも耐えられることを意味します。
この性能により、粉塵の多い工場や、雨が降る屋外での使用にも安心して対応できます。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーの専用アプリは、日本語と英語に対応しています。
スマートフォンの言語設定を英語にするだけで、アプリも自動的に英語環境に切り替わります。
これにより、海外の拠点や、英語を母国語とするスタッフが働く現場でも、言語の壁を気にすることなく、スムーズに導入・運用できます。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーの測定結果画面に樹脂名と一緒に表示される数値は、相関係数です。
この数値は、測定したプラスチックのスペクトルが、装置内に登録されている樹脂の標準スペクトルとどれだけ類似しているかを0.000〜1.000の範囲で示したものです。
数値が1.000に近いほど、登録樹脂である可能性が高いことを意味します。
一般的な樹脂判別装置の充電時間は、モデルやバッテリー容量によって異なりますが、約2〜4時間程度が主流です。
使用可能時間は、連続使用や待機状態によって大きく変わりますが、数時間から8時間程度まで幅があります。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーの充電時間は、最大で約3時間です。
フル充電の状態から、10秒に1回の頻度で測定を続けた場合、約4時間の連続使用が可能です。
ただ、これはあくまで目安であり、本体の設定や利用頻度によって変動します。
また、バッテリーの消費を抑えるために、専用アプリで自動電源オフ機能を設定することも可能です。
これにより、バッテリー切れを心配することなく、現場での作業を続けられます。
リコーの樹脂判別ハンディセンサー専用アプリは、Android 10以降に対応しています。
これは、Androidスマートフォンをお使いのほとんどの方が、特別な準備をすることなく、すぐにアプリをインストールして使用できることを意味します。
最新のOS対応は、こちらをご参照ください。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーの本体の電源ボタンを3秒程度長押しして、LEDランプが点灯するかどうかを確認してください。
正常に起動すると、LEDランプが青く点灯します。
もしLEDランプが青く点灯しない場合もしくは赤く点灯の場合は、バッテリーの残量がない可能性があります。
その際は、付属のUSBケーブルを使って本体を電源に接続し、バッテリーを充電してください。
充電中はLEDランプが青く点滅し、充電が完了すると消灯します。
充電後も電源が入らない場合は、バッテリーや本体に不具合がある可能性が考えられます。
その場合は、リコーのサポート窓口までお問い合わせください。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーWebサイト(サポート)の「お役立ち動画」で、接続方法をご確認することができます。
(セットアップ→スマートフォンとの接続方法)
また、スマートフォンの設定もご確認ください。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーの緩衝カバーは、お客様ご自身で取り外すことはできません。
このカバーは、測定に必要なレンズやセンサーを外部からのホコリや汚れ、衝撃から保護するために固定されています。
また、測定距離を一定に保つための役割も担っているため、取り外すと正確な測定ができなくなる可能性があります。
もしカバーを外す必要がある場合は、お客様ご自身で取り外さず、リコーのサポート窓口までご連絡ください。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは、プラスチックの判別に特化した装置です。
そのため、樹脂以外の物質(金属、ガラス、木材、紙など)を測定することはできません。
もし、樹脂以外の物質を測定しようとすると、正しい判別結果は得られません。
また、樹脂にカーボンブラックなどの特定の物質が混ざっている場合、判別結果に影響を与えることがあります。
多くの樹脂判別装置は充電中でも使用が可能です。
しかし、一部の機器では、安全上の理由から充電中の操作に制限を設けている場合があります。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは、モバイルバッテリーで充電しながらでも、通常通り測定が可能です。
これにより、バッテリー残量を気にすることなく長時間の作業を続けられます。
屋外や電源のない場所での連続使用時も、モバイルバッテリーを接続して作業できるため、バッテリー切れによる中断を防ぎ、効率的な運用をサポートします。
多くの材質判別機器は、測定データを他のデバイスに転送する機能を備えています。
一般的には、USBケーブルやBluetooth®、Wi-Fiなどを利用して、PCやスマートフォンと接続し、専用のソフトウェアやアプリを介してデータを転送・管理します。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは測定データをCSV形式で保存する機能を備えています。
(その他の機能→データのエクスポート/インポート)
このCSVファイルを、他のスマートフォンやPCに転送できます。
このように、測定結果を簡単に共有・管理できるため、チーム内でのデータ活用や品質管理にも役立ちます。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーで測定結果が「Unknown」と表示される場合、いくつかの原因が考えられます。
まず、測定方法や測定対象に問題がないかをご確認ください。測定物との距離が適切でない、極端に薄い、複雑な形状、黒色や濃色の素材、汚れや水分の付着などは、正確な判別を妨げることがあります。
透明な素材については、同梱のリフレクション板を背後にあてて測定してください。
また、対象となる樹脂がセンサーに登録されていない場合も「Unknown」と表示されます。
主要な樹脂には対応していますが、特殊な樹脂や混合樹脂は判別できないことがあります。
これらの方法を試しても解決しない場合は、Webサイトの「お役立ち動画」で詳細な確認方法をご覧いただくか、サポート窓口までお問い合わせください。(困ったときは→正しく樹脂判別できない)
スマートフォンが機内モードになっている場合、リコーの樹脂判別ハンディセンサーと接続できない場合があります。
アプリケーションを終了し、機内モードを解除してから、再度センサーと接続を行ってください。
樹脂判別機を使った樹脂の測定方法は、機器の方式によって異なります。
多くの判別機は、サンプルをセンサーに当てるか、光を照射することで材質を非破壊で分析します。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーで判別する樹脂は、測定窓を全て覆うように接触させて測定してください。
測定方法が間違っていると、正しく測定できません。
樹脂判別機は、判別方式によって測定できない樹脂の色があります。
特に、近赤外線分光方式など光の反射を利用する機器は、黒色や濃色の樹脂では光が吸収されてしまい、正確な判別が難しくなることがあります。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーでも、樹脂が黒色系・濃色系・透明の場合や、表面に塗装がある場合は正しく測定できない場合があります。
透明なものは同梱品のリフレクション板を背後に当てて測定してください。
材質判別機のレンズの汚れは、測定結果に影響を与える可能性があります。
レンズに付着したほこり、油分、指紋などは、光の透過率が落ち、正確なスペクトル情報を得られにくくします。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーも、測定窓が汚れていると、正しく測定できない場合があります。
同梱のレンズ清掃用ウェス等で清掃してください。
はい、使用できます。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは、ユーザーが独自に登録した樹脂データを、スマートフォンアプリを通じて他のデバイスにエクスポートできます。
このエクスポート機能を利用することで、登録したデータを他のスマートフォンにインポートし、複数のデバイスで同じデータを使用できます。
はい、可能ですが、センサー個別に樹脂データの登録を推奨します。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは、複数のセンサーで共通の樹脂データを利用できる機能を備えています。
アプリのバージョンが1.1.0以降であれば、アプリの設定画面から「他のセンサーのデータを利用する」を有効にすることで、別のセンサーで登録した樹脂データを共有することが可能です。
多くの電子機器と同様に、樹脂判別センサーも落下によって故障するリスクがあります。
特に精密なセンサーや内部回路は衝撃に弱いため、落下耐性のない製品は取り扱いに注意が必要です。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは精密機器のため、落下や強い衝撃によって破損する恐れがあります。
そのため、ストラップを使用したり、輸送時は専用ケースに入れるなど、丁寧な取り扱いをお願いしています。
万が一落下させてしまった場合は、測定精度に影響が出る可能性がありますので、サポート窓口までご相談ください。
使用できません。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーはAndroid™のみ使用可能です。
ハンディ樹脂センサー by RICOH アプリを動かすためには、いくつかの権限と端末設定が必要です。
■アプリの権限
アプリの機能を使うためには、以下の権限の許可が必要です。
■端末の設定
スマートフォン本体の設定で、以下をオンにする必要があります。
これらの設定を事前に確認しておけば、スムーズにアプリを使い始められます。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーでは、混合する樹脂の組み合わせによっては、樹脂判別モードと混合比率モードで異なる結果が表示される場合があります。
これは、特定の樹脂の組み合わせが互いの判別を妨げることがあるためです。
リコーのサポート窓口では、このような混合樹脂の判定に関するご相談も承っています。
お困りの際は、お気軽にご連絡ください。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーでは、削除方法は2通りあります。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーに使用されているバッテリーは、リチウムイオンバッテリーです。
これは、一般のゴミとして廃棄することはできません。
お住まいの地域の条例や規則に従い、リチウムイオンバッテリーの回収を行っている家電量販店や自治体の施設、リサイクル協力店などに持ち込んでください。
はい、リコーの樹脂判別ハンディセンサーはRoHS指令に対応しています。
これは、製造過程において、RoHS指令(特定有害物質使用制限指令)で定められた、鉛や水銀、カドミウムなどの有害な化学物質を使用していないことを意味します。
このため、環境に配慮した製品であり、安心してご利用いただけます。
はい、発行可能です。
リコーの樹脂判別ハンディセンサーは、輸出管理規制の対象となる貨物や技術に該当するかどうかを判定した「該非判定書」を発行できます。
もし海外に持ち出す場合は、弊社のサポート窓口までお気軽にお問い合わせください。
商品選定やお見積もりなど、
お客様のお悩みにお答えします。
まずはお気軽にお問合せください。
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