2025年11月1日・2日の2日間、鹿児島県大島郡知名町の町民体育館にて「第35回 生涯学習フェスティバル」が開催されました。(参照*1)
今回リコーは、知名町役場からの依頼を受け、「リコー樹脂判別ハンディセンサー」とVRゴーグルを活用した学習ブースを出展し、プラスチックの種類や環境保全について町民の皆さまに学んでいただく機会を提供しました。
生涯学習フェスティバルは、知名町の文化・学び・交流が一堂に会する恒例イベントで、書道・絵画・写真・児童生徒作品・工芸・地域の歴史標本など幅広い展示が行われます。
来場者が“見て・触れて・体験する”多彩なプログラムが特徴で、短歌展示、体力測定、茶道体験、図書館コーナー、料理講座など、まさに「生涯学習」の名にふさわしい内容が揃っています。
会場には小さなお子さま連れのご家族からご年配の方まで、年代を問わず来場され、途切れることなく多くの町民の皆さまが訪れていました。
リコーブースでは、次の2つの学習体験を提供しました。
実際にセンサーを使って試していただいたことで、「こんなに種類があるんですね」「材質って触っただけじゃわからないんだ」
といった声が多く聞かれました。
小学生を中心に大人気となり、順番待ちが発生するほどの盛況ぶりでした。
「複数台持ってくるべきだった…」と思うほど、体験学習として効果的でした。
ブースでは、幅広い立場の町民の皆さまから、多くの率直な意見が寄せられました。
プラスチックの種類や処理方法について、普段触れる機会が少ない一方で、
“関心の高さ” を強く感じる場面が多くありました。
プラスチックは軽量で加工しやすく、私たちの生活を支える便利な素材です。
しかし、使用後に“不要物”となった瞬間、自然には戻りにくく、
経済合理性の観点から焼却処理されてきた歴史があります。
資源の有効活用やCO2削減が求められる今、
「これまでどおり燃やすだけでよいのか?」
という問いが社会全体で大きくなっています。
今回のイベントは、町民の皆さまがプラスチックと環境問題を自分ごととして考えるきっかけになり、
リコーとしても大変意義のある機会となりました。
リコーは今後も、地域イベントや学校・行政との連携を通じて、
を進めてまいります。
リコー樹脂判別ハンディセンサーを通じて、正しい分別とマテリアルリサイクルの推進に貢献し、資源が循環する未来を、知名町の皆さま、そして全国の地域と共につくっていきます。
身近にあるのによく知らないことも多い、プラスチックのこと。
「リコー樹脂判別ハンディセンサー」を使ってみると、たくさんのプラスチックがあることや、よく見るプラスチックがどんな種類なのかなど、試しながら楽しく学ぶことができます。
環境保全や自然再興への取り組みを求められる今、私たちは正しいリサイクルの知識を持ち、マテリアルリサイクルを進められるように努力することが必要です。
どうすれば、マテリアルリサイクルを加速させることができるのか。
さまざまな種類があるプラスチックを正確に分別できれば、マテリアルリサイクルを加速できる――そのお役に立てるデバイスとして「リコー樹脂判別ハンディセンサー」を開発しました。
「リコー樹脂判別ハンディセンサー」を使用すると、13種類の主なプラスチックを簡単に識別することができ、さらに最大100種類までのデータを登録してカスタマイズすることが可能です。
日々さまざまなシーンで利用しているプラスチックだからこそ、しっかり判別して再利用率を高め、環境にやさしい使い方をしていきましょう。
樹脂判別の仕組みと製品仕様はカタログでご覧いただけます。