スケーラブルフォントの中でも、TrueType Fontと違い組込み向けの低容量フォントになります。
RT Fontは当社独自形式ですので、他社のフォントとの互換性はありません。
TrueType Fontはフルアウトラインですが、RT Fontはデータがエレメント(部品)で構成されています。
「横線」「縦線」「右払い」などのエレメントですべての文字を表現しますので、漢字の部首などを共通化することでデータ容量を抑えることができるのです。
1つのフォントファイルのみで、線の太さ(ウェイト値)を調整できます。
展開文字データを縁取り文字へ変換し、背景色(画像)との親和性を高めることができます。
縁取り線幅の調整も可能です。
直線に対してグレースケール描画をしない「くっきりモード」と直線に対してもグレースケール描画する「なめらかモード」を選択できます。
縦長、横長で表示した場合でも縦線横線の線幅のバランスを保ち、文字デザインを崩さず表示できます。
4階調、16階調のグレースケール描画により、文字をより滑らかに表示できます。
階調数が少ない方が処理速度が速いです。
展開文字データを1度刻みに回転させることができます。
展開文字データを1ドット刻みで、フォントの上部をずらすことができます。
描画した文字画像(展開文字データ)をメモリに保持し、次回の描画時はラスタライズせずにメモリから直接呼出し、高速に描画することができます。
10、12dotのような極めて小さな文字サイズでは、サイズ毎に字形が最適化された ビットマップフォントを内包することで
可読性を損ないません。
※ビットマップ置換え機能を利用する場合は、ビットマップフォント内包分のファイル容量が増えます。
スケーラブルフォント
置換えられたビットマップフォント
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RT Fontなどのアウトラインフォントは、フォントファイルのみでは文字表示されません。
ラスタライザーというフォントデータを文字画像に展開するソフトウェアが別途必要になります。
ラスタライザーで画像化された1文字ずつの画像を文字列にします。
文字間や行間の間隔調整、文字列の回転などさまざまな処理もできます。
アラビア語やタイ語など複雑な表記ルールを持つ言語を正しく表示するために必要なソフトウェアです。
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OpenVG1.1のAPIに対応したラスタライザーおよびレイアウトエンジンもご用意しております。
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