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iPS細胞テクノロジー

iPS細胞テクノロジー

新薬開発の成功確率を向上
~分化細胞作製から、アッセイサービスまで~

独自のヒトiPS細胞分化誘導技術を用いたiPS創薬で
お客様の新薬開発に貢献します。

リコーグループの強み

  • 特異的な転写因子を用いた高速・高効率な分化誘導法の開発
  • 疾患特異的ヒトiPS細胞由来の各種神経細胞作製サービス
  • 樹状突起スパインを形成する成熟化ヒトiPS細胞由来神経細胞を用いた評価が可能
  • 各種機能評価サービスの提供MEAに関する長年の経験・ノウハウの蓄積

ヒト遺伝子相関マトリックス

リコーグループは『ヒト遺伝子相関マトリックス』データベースから開発した、高速・高効率な分化誘導技術を使用しています。『ヒト遺伝子相関マトリックス』は、転写因子を中心とした700 以上の遺伝子を導入したヒト胚性幹細胞株の個別クローンから、トランスクリプトームデータを取得して構築されました。取得した個々の遺伝子導入細胞のトランスクリプトームデータ( x 軸)と、公開されているヒトの器官・組織・細胞のデータ( y 軸)との相関解析から、目的細胞に分化誘導するために最適な転写因子を抽出し、各転写因子組み合わせにおける培養条件の最適化を行うことで分化手法の確立が可能です。

『ヒト遺伝子相関マトリックス』

ヒトiPS細胞の高速分化サービス&
分化誘導試薬キットおよび分化細胞の提供

『ヒト遺伝子相関マトリックス』を用いて、神経細胞をはじめ、さまざまな細胞への分化方法を既に樹立しています。お客様もしくはリコーグループで手配したヒトiPS細胞から、ご希望の分化細胞をご提供します。
また、各種細胞の分化誘導試薬キットおよび凍結分化細胞も取り揃えています。どの分化細胞種でもほぼ同一のプロトコルで、異なるiPS細胞株でも再現性のある高速・高効率な分化が可能です。例えば、Quick-Neuron™ Excitatoryでは、わずか10日で分化が可能です。
リストにない場合はお客様のターゲットとする細胞への新規分化誘導法の開発やカスタム製造も可能ですのでお問い合せください。

エリクサジェン・サイエンティフィック・ジャパン社
Quick-Neuron™ Excitatoryページ
細胞の分化方法の開発 & iPS分化細胞の提供

疾患特異的ヒトiPS細胞由来の分化細胞&ゲノム編集サービス

CIRM(カリフォルニア州再生医療機構)に寄託されている1,500を超える各種ヒト患者由来iPS細胞に対し、リコーグループが提供する分化細胞はライセンスフリーでご利用いただけます。2024年7月には、アルツハイマー病(AD)患者iPS細胞から作製した神経細胞パネルをリリースしました。さらに、複数のパーキンソン病(PD)患者由来iPS細胞も既に取得済みで、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者由来iPS細胞から作製した分化細胞を用いたアッセイサービスもご提供が可能です。
また、リコーグループは、研究用途向けに ERS Genomics社からCRISPR-Cas9技術の基本特許に関する商用ライセンスを取得しています。このライセンスにより、CRISPR-Cas9システムを活用したゲノム編集サービスをご利用いただけます。サービスをご依頼の際は、「Use and Limited License」 に同意が必要です。

エリクサジェン・サイエンティフィック・ジャパン社
アルツハイマー病(AD)患者iPS細胞から作製した神経細胞パネルページ
CRISPR-Cas9技術の基本特許に関する商用ライセンスを取得
ニュースリリースページ

成熟したヒトiPS細胞由来神経細胞を用いた各種アッセイサービス

独自の分化誘導法および培養技術により、成熟化ヒトiPS細胞由来神経細胞を用いた各種機能評価サービスのご提供が可能です。
スパインマーカーの発現(左図)に加え、RNAseqデータを用いたiPS細胞由来神経細胞とヒト皮質神経細胞の遺伝子発現の相関解析(右図)からも成熟化を確認できています。

高機能で効率的な製造を実現するiPSC-derived Cell Therapy

成熟したヒトiPS細胞由来神経細胞を用いたアッセイ事例の技術資料を、リソースにてご覧いただけます。その他にも、さまざまなアッセイのご提供が可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

技術資料リソースページ

AI-based high-content assay platform

リコーグループのiPS細胞高速分化誘導技術と機械学習を融合して、神経 変性疾患・がん・希少疾患・感染症等に関する表現型アッセイを開発します。 疾患モデル構築は患者由来iPS細胞を用いるため、特定の疾患を再現することができます。また、High Content image assayにより、複数のパラメータを統合的に解析することで、特定の疾患に関連する薬物の効果や作用機序を評価することが可能となります。これらの表現型スクリーニングにより、新薬開発の成功確率の向上に貢献します。なお、高速分化誘導の期間は細胞種により異なります。

AI-based high-content assay platform

高機能で効率的な製造を実現する
iPSC-derived Cell Therapy

リコーグループのiPS細胞高速分化誘導技術により細胞治療・再生医療用細胞の分化法開発及び高速かつ一貫性のある効率的な細胞製造を行います。リコーでは培養加工施設(CPC)による生産体制を確立し、細胞治療のオフ・ザ・シェルフ化を目指し、iPS由来細胞を用いた医療のさらなる普及を促進します。

高機能で効率的な製造を実現するiPSC-derived Cell Therapy